こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

学校から連続の電話

今朝、寒い事を理由にうずくまって動かないコムギを置いて出社しました。

登校班の出発時間は7時55分、
私が家を出る時間は7時55分~8時なので
子ども達の出発が遅れる時は先に出ないと遅刻してしまうんです。

 
寒いのはわかるけど、寒いのなんてみんな同じ。
コムギは「長い靴下がない!(=洗濯中)」と怒ってたけど
靴下を買いにいった時に「長いやつもっと買っとく?」と聞いても「こんだけでいい」と言ったのはコムギです。

それなのにいくら声を掛けても「寒いー!寒いもん!」と怒るだけで動かず…

「学校行くん?」と聞けば「行く」と言うし
「鍵だけは閉めといてな」と言えば普通に返事をしてたのですが
8時48分、学校から電話がありました。
(鍵を閉めずに出た前科は何度もアリ)

 
着信を見てすぐ「あ、行ってないな」と思ったけど案の定…

で、コムギに電話をすると意外にも泣いてました。
「鍵がないねん~」と。

鍵は必ずランドセル(「いきいき」の時はリュック)に付ける約束。
昨日も学校に行ってるので本来ならランドセルにあるはずなのにまた約束を破ったな。
そして見つからんという事は失くしたのか…

とりあえずそんな事を言ってても仕方ないので
予備の鍵がある場所を伝え、「今から行く」となったので通話終了。

 
先生にはこの経緯を伝え、これで一件落着。

…と思ったら9時42分に再度学校から電話が。
まだ来てないとの事で、教務主任の先生から「お迎えに行きましょうか?」と言われました。

いやいやいや、それは申し訳なさすぎる。
ワガママな児童のためにわざわざ家まで行ってもらうなんて!

とりあえずコムギに電話です。
一体どこで何をしてるのか…

そしたらまた泣いていて、今度は「インターホンで何言ったらいいのかわから~ん」と。

このインターホンとは学校の正門にあるやつのことです。
私が子どもだった頃とは違ってうちの子たちの小学校はどこの入口も基本施錠されています。
オートロックのマンションのようにインターホンを押して開錠してもらわないと入れません。

そのインターホンでどう説明したらいいのかわからないというのが泣いている理由だったけど
コムギはインターホンを自分で押したことがあるし
その時は名前を言う事もなく開錠してもらえたし(カメラが付いてます)、
押す事を渋ってたコムギに「名前を言うだけで開けてくれるよ」と説明してたのに…

でも今回は遅刻の理由を説明しないといけないと思ったらしい。
「名前を言えば開けてくれるよ」と何度も言ったらやっと納得して「行ってくる」となり、ホッと一息。

 
「めんどくさい息子やなぁ、もう!」と思いながら折り返し学校に電話を掛けて状況を話すと
「15分後くらいに正門で待ってますね」とありがたすぎる事を言われました。

これで一件落着。
ホッとしながら仕事に戻ると、10時21分にまたまた学校から着信が…

え、うそやろ?!
絶対来てないって電話やん。

 
で、やはり登校してませんでした。

それどころか教務主任の先生が家まで行ってくれてるそうで
インターホンを押しても出てくれないから電話してあげてほしいと。
電話をしてくれたのはマンションにいた先生ではなく学校にいた教頭先生ですが、
「怒らへんからねと伝えてあげて」というやさしいものでした。

そしてコムギに電話するとまたもや泣いてました。

先生が来てくれてることを伝えると
「怒られるからいやや!」「絶対怒られる!」と。

怒らないと先生が言ってる事も伝えたし、
「おかあさんを信じて」とも言ったけど
延々と「怒られる!怒られる!」の繰り返し…

普段宿題の未提出で散々怒られてて
それでも宿題を出さないツワモノなのにそうなる?!

 
この説得には10分を要しました。

電話中も時々インターホンの音が電話越しに聞こえてきてたけど
とりあえず出るように言っても「怒られる!怒られる!」と泣きながら言うのみ…
コムギが落ち着いたところでようやく開錠し、
無事玄関先で先生が出迎えてくれました。

コムギに先生と電話を替わってもらうように言い、
お礼を伝えてこれでほんとに一件落着。

ほんとにほんとに申し訳ない…

 
後でコムギから聞いて知ったのですが、
この時間帯はちょうどマンションのエレベーターの点検だったそうで
先生は8階まで階段で登り、1階まで階段で降りた事になります。

私より遥かに年上だと思われるのでしんどかったと思う。
更に申し訳ない…

 
今朝はケンカをしたわけでもないし
コムギもただ寒いと言ってるだけで落ち着いてたので「これなら大丈夫だろう」と思ってました。
学校に行くと言ってた時の態度も普通だったし。

でも置いていったらあかんな。
ややこしいことになると再確認しました。

コムギはイレギュラーな事がニガテです。
普段は調子に乗っててうざいくらいなので「これムリなん?!」とビックリする事もありますが
この前も「これ教頭先生に渡しといてー」と委員会の書類を頼んだら断固拒否されました。

心細そうに「職員室行かれへん、何て言ったらいいん?」と。
「おかあさんから渡してって言われました、だけでいいよ」と言っても「無理!」と拒否。

何とかこれくらいは出来るようになってほしいと思ったので
実演までしたけど「やっぱり無理!」と結局引き受けてはくれず、
最後はユッチに託しました。

こういう部分のせいで「忘れ物をしたから職員室に鍵を借りに行く」という事も出来ず
説得しまくって近くまで付き添ってようやく出来るようになったのが3年生の昨年度。

でも「預けてた携帯を取りに行く」というのは普通にできるので
日常にないイレギュラーな事に対応出来ないんだと思います。

 
夕方のお迎え時、私は広報委員の関係で職員室に寄ったのですが
ちょうど対応してくれたのが教務主任の先生でした。

今朝のお礼とお詫びを伝えたところ、
「玄関から出たらご機嫌でしたよ♪」と。

一旦切り替わると早いんですよね。
安心した瞬間コロッと変わるのがコムギ。
いつもの事です。

これはいい事なのかもしれないけど振り回された側からすると「はぁ?!」となってしまいます。
あれだけ泣いてたくせに!

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