こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

2度目の登山

日曜日は金剛山へ登山に行ってきました。

前日夜に突然コムギが「お山登りたい」と言い出し、
ユッチも便乗して「登る!」と。
予定がなくて行き先を考えてる時だったので行く事にしました。

 
金剛山はロープウェイで行く雪遊びを入れれば何度も行ってますが
子供たちが自分の足で登るのはこれが2度目です。

前回は2年前。
あの時はユッチは一言も文句を言わず、
コムギがグズグズ言ってたけど今回は予想外にも逆。

コムギは歩きながらひたすら虫探しに熱中しすぎてて不満は出ず、
ユッチが時々「しんどい!」「喉乾いた!」「待って!」と文句を言ってました。

 
コムギは道中いろいろな虫を捕まえて終始興奮気味。
図鑑でしか見たことのないバッタやナナフシを捕まえ、
常に何かの虫を手にして登ってました。

山ではすれ違う人と必ず挨拶を交わしますが、
コムギが虫を持ってる事でたくさんの人が声を掛けてくれました。

「何捕まえたんー?」
「お、ナナフシやん!」
「カマキリ捕まえたんかー?!(ナナフシです)」
「それ何?すごいな~」

等、年配の人が次々に声を掛けてくれる。

 
普段コムギは大人に話し掛けられると目を背けてシカトします。
でも虫が絡むと違うらしい。

「これナナフシ!」
「ちがう、ナナフシやで」
「2匹一緒におってな、捕まえてん」

と、友達のような振舞いで次々返事をする。
初対面の大人に対してそんな風に答える事も出来るのか…

普段とのギャップや距離感がなさすぎる返答には若干違和感があったけど
知らない人に話しかけられてシカトしないコムギの姿は新鮮でした。

 
この虫好きのせいでお昼ごはんの時はめんどくさい面もあったけど
バッタ、オサムシ、ナナフシ、オニクワガタ等、
常に何かを見つけては大事そうに持ってました。

とにかく虫を見つけるスピードがすごい。
「あ、〇〇!」と発見と同時飛びつくのですが
よくそんなの見つけられるね…と本気でびっくりする。

ナナフシなんか手すりの裏側にいたのに…
あんなの木の枝にしか見えへんやん。

 
でも逆に虫しか見てないので
すれ違う人(下山してくる人)はまったく目に入っておらず
どれだけ端に寄るように言っても寄ってくれません。
そもそも人間が目に入ってない。

コムギは何よりも食べ物への執着が強いのに
ごはんもお菓子も「いらん」と言うほど虫に気を取られてたので
虫への異様な集中力に本気で引きました。

超えてはいけない柵の先にいる虫を獲りに行こうとする場面もあり
さすがにそれはアカンと真剣に言い聞かせたけど
「いじわる!」「何であかんの!」と拗ねて拗ねて大変めんどくさかったです。

そこを越えるとヘタしたら死ぬよ…

 
この写真はオニクワガタというクワガタだそうです。
(コムギがそう言ってるだけで私は無知なので正しいかはわかりません)

クワガタにしては小さいけど、
初めて自分の手でクワガタを捕まえたコムギは大興奮でした。

 
ごはんを食べた後は冬に雪遊びをした場所に移動。

冬の景色はこちら。

子供たちを放牧しながら私はビールを飲んでのんびりしてました。
山頂に着いた時に表示されてた気温は20度。
涼しくて気持ちよかったです。


 

2年前のブログを読み返した時は
「こんな事があったんだ~」と思うくらい記憶になくて自分で焦りました。

この時はユッチ4歳、コムギは6歳になったばっかりだったけど
ユッチは山頂でおもらしをし、コムギは他の子とトラブルを起こしたようです。

何があったのか覚えてない…

当時のコムギと同じ6歳になったユッチは
知らない子と打ち解けて遊んだりもしてました。
名前まで聞いててコミュニケーション能力の高さにびっくり。
うちの兄妹はほんと真逆だな…

でもコムギはコムギで小さい子がカエルを欲しがったら譲ってあげたり、
あの頃には考えられない部分もありました。
問題はいろいろあるけど、確実に心も成長してると実感。

 
帰りはロープウェイを利用したけど
親子共にひさしぶりに自然を満喫した1日でした。

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「2度目の登山」へのコメント

  1. 山登りいいですね!金剛山行ったことないのでぜひ行ってみたくなりました。(私も関西在住です!)‌
    うちの問題娘も虫が大好きで、大好きすぎて怖いです。‌
    でもうちの近くは自然がなかなかなくカマキリさえもみせてあげれていないので早くみせてあげたいです。‌
    コムギくんすごく詳しそうですね。色々あるかもしれないけど好きな事があるのはいいことですよね

  2. >ふみさん
    関西圏ならぜひ!‌
    金剛山の一般的なルートは小さい子でも登れるので‌
    特別な装備も必要なく気軽に登れると思います( ^∇^)‌

    うちも身近には自然がないのですごく喜んでました。‌
    「田舎に住みたい」とまで言われたり…‌

    虫に関しては「虫博士」と言ってくれる方も多数いますが‌
    冷静な目線で見ると「虫オタク」で終わるレベルです(笑)‌
    でも好きな事があるのはいい事だと思ってます!

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