こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

初めて母に子供たちを預ける、後編

「前編」の続きです。

当日は朝ユッチを保育所に送り届け、コムギは集団登校でした。

コムギには授業が終われば1人で帰るように伝えてたけど
「いきいき」に行かずに自分で帰ってくるという経験は初めてです。

本人も不安そうなので連絡帳に携帯を持たせることを記入して
「困ったらおばあちゃんかおかあさんに電話したらいいからな」と安心させて登校。

 
でも何の問題もなく1人で帰ってきて母と合流したようです。

ユッチは16時まで保育所で預かってもらえるので
しばらくは祖母と孫の2人っきり。

公園で遊んだり、乗れるようになった自転車を披露したり
なかなかいい時間を過ごしたようです。
(母からリアルタイムでLINEがきたり)

 
そしてもうひとつ心配だったのがユッチのお迎え。

母は方向音痴です。
保育所には何度か行ってるけど地図がないと行けません。

ある程度方向感覚が身に付いてたらどうにでもなるけど
母はそんなもんまったくありません。

まわりに方向音痴の人はけっこういるけど
共通して方角を把握してないですよね…

 
もし道がわからなくてもいつでもLINEが繋がるので
「わからんかったら連絡してー」というスタンスで
コムギに道案内を頼んでおいたら無事お迎えに行けたようです。
コムギはこういう部分は事細かに記憶してます。

ユッチも合流してからはアイロンビーズや折り紙で遊んだようですが
母もこういうのが得意でコムギも手先を使う遊びが大好きです。
(ちなみにユッチは何でも楽しむ)

 
21時半頃私が帰宅すると母は「ほんま疲れたわー」と言ってたけど
コムギもユッチも楽しんだようで
母もそれなりに充実した時間を過ごせたように感じました。

ユッチはすでに寝てたけど、
2人ともお風呂に入れてくれて歯磨きまでしてくれてて
ほんとにありがたかったです。

 
普段遅くなる時に利用する無認可の24時間保育園ですが
実は毎回コムギがかなり嫌がってぐずります。

給食(おそらく外注のお弁当)もコムギには量が足りないので
コンビニでおにぎりやパンを買って持たせないといけないし
到着するとユッチはササーッと入っていくけど
コムギは入口で隠れて中々入ってくれません。

ユッチは楽しんでるので保育園が悪いわけじゃなく
コムギが慣れない場所を嫌がるだけの事ですが…

なので、楽しく過ごせた事はよかったと思います。
普段私と離れる事は嫌がるけど
「またこういう事があってもいい」という感じでした。

 
ちなみに母は「コムギくんはユッチちゃんがいなければかしこい」と言ってました。
まぁ、なんとなく言いたい事はわかります。

そして母の様子からも徐々にコムギの扱いにくさを感じてる気がします。
この前は母が友人の子供(大学生)の話を聞いたとかで
「コムギくんも難しいところがあるけど、面白い子供かもね…」と言ってきたり。

母は中学校の美術教師ですが、支援級で織物を教えたりもしてるそうなので
一般の年配女性よりは発達障害の事を多少知ってると思います。
コムギを見て何か思うところがあるのかないのかはわからないし、もちろん聞けませんが。

 
そんなこんなで無事1日を終えたわけですが
なんと、私の忘年会の日もまた子守りをしに来てくれる事になりました。

ユッチが熱を出してる事に関しても
偶然都合が合うらしく「明日預けれなかったら見に行こうか?」と言ってくれたり。

うれしい事です。
ありがたいです。

望んでた親子関係だし、もしユッチが子供を持ったらそういうおばーちゃんになりたいと思ってました。
でも甘えていいのか、どうしていいのか、ものすごく戸惑ってます。

親子になって37年。
物心が付いてからこういう風に言われるのも、甘えるのも初めてです。
うれしいけどどこまで頼っていいのかわからずソワソワしてます。

 
父が生きてたらきっとこうはならなかった。
(もちろん生きていてくれるに越したことはないけど)
父がいなくなった事によって親子関係に変化が出る事もあるんですね。

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