こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

人生最大のやらかし(2)

「人生最大のやらかし(1)」の続きです。

 
移動先の病棟は一般的な雰囲気で、私が入った病室は個室でした。
(個室を希望したわけではありません)

入った瞬間天国かと思いました。
明るい、広い、窓がある、トイレがある!

新しい病院なのか、キレイなだけではなく間接照明や足元のセンサーライトまでありました。
うちの寝室にもコンセントに差すタイプのセンサーライトを付けていますが、
夜中にトイレに行くとき非常に助かります。

他にダウンライト3箇所、ベッド上のライトは間接照明と読書等ができる照明と処置用の照明がひとつになっていました。
しかもなんだかオシャレなデザイン。

ただ、夜中になっても電気が消えないので
点滴の交換に来た看護師さんに「消灯時間ってないんですか?」と聞くと
個室は消灯時間になっても消えないそうです。

自由に動けるのであれば問題ないですが、
スイッチが1箇所じゃないのでフラフラしながら点滴引きずって、
心拍を測る機械も首から下げて行かないといけないので消しに行くのはちょっと面倒でした。

こんなやつ。

コナンを思い出しました。
時限爆弾で正しい線を切ればカウントダウンが止まり、
間違った線を切れば爆発、みたいな…

 
健康であればの話ですが、テレビとWi-Fiさえあれば近所の東横インより快適。
Wi-Fiはお金を払えば使えるのですが、ケチった結果データ量がオーバーして速度低下で何もできませんでした。
大人しくお金出して借りときゃよかった…

 
救急科で病院名は教えてもらっていたものの、
聞いた事のない病院だったので一体どこの地域に運ばれたんだろうと思ってたら
病室の窓から外を見てびっくり。

タワマンがいっぱいあるし、明らかに都会。
夜寝れなくてタワマンの階数を下から数えてみたりしてましたが
めまいがあったので必死に1階1階追ってたらただ疲れただけでした…
たぶん35階くらい。

 
ちなみに旦那は救急車に同乗してくれませんでした。
いつも持ち歩いてるリュックはありましたが、
数日入院するとなれば必要な物も出てきます。

搬送時も来てくれなかったし、必要な物を持って来てくれるということもなく
かと言って他に頼む人もいないし、そもそもオーバードーズで入院なんて人に言えるわけもなく…

家族も来てくれないし、フラフラで入院手続きすら出来なかったので
退院時に入院手続きをするという状態でした。

休日という事もあって他の患者さんは家族が来てくれたりしててうらやましかったけどこれも自業自得。
ずっと個室に一人だったので、ものすごく孤独で家に帰りたくてたまりませんでした。
ただ、「旦那はもう離婚を考えてるだろうな」と思うと帰るのが怖い気持ちもありましたが。

それでも帰りたい。
というか、家に帰りたいというより病院にいるのがイヤでした。
病気でもなくただの自業自得だから申し訳ない気持ちもあるし
迷惑がられてるだろうなという気持ちもありました。

主に担当してくれてた2人の看護師さんは優しかったし、
「大丈夫ですよ!(ODでくる人)けっこう多いんですよ~。」って明るく言ってくれましたが
会社員でいうと営業トークみたいなもんですよね。

それでもこのお二人とは笑いながら話す機会が何度もあり
情緒が不安定だった私はだいぶ救われました。

 
「人生最大のやらかし(3)」へ続きます。

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