こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

ユッチ行方不明2度目②

「3月14日(火)のぼやきとユッチ行方不明2度目」の続きです。

 
ユッチに電話をしても出ないし、
もしかして「この子の家かも」と思う友達に電話をしても、ママさんに電話をしても出ないので
慌てて110番をしたけど、今思うとGPS使ったらよかったやん!
気が動転すると肝心な事を忘れますね…

 
しばらくして警察が到着。

服装を聞かれたけど、まったくわからず…
ただ、玄関の靴を見ると何を履いて出たのだけはわかりました。
あとは過去にスマホで撮ったユッチの写真を見せたり。

自転車があるかどうかを聞かれたので
警察の方と一緒に下に降りるとユッチの自転車はありませんでした。

自転車の特徴を話して、マンションの駐輪場のシールを貼っていることも伝え、
もしかして「友達の家かもしれない」ということも伝えました。

そこで言われたのがGPS。

あ!GPSってものがあったやん!
完全に忘れてた。

 
案の定友達の家の近くが出てきて一安心…
警察の方も現地に向かってくれて
その都度無線でやりとりをしてたけど無事ユッチの自転車を発見。

ただ、私はその友達のマンション自体は知っていても部屋番号を知りません。
ママさんの事も詳しくは知らないけど、
わりと放任主義で子どもはよく夜にウロウロしていて過去にもいろいろあったんですよね。

 
名前だけは知っていたので(と言ってもこの時は思い出せずコムギに聞いた)
警察の方に伝えると一瞬で部屋番号がわかりました。

すげぇ。

で、玄関の隙間からの写真も送ってくれて
ユッチのスリッパがあることも確認できました。

 
ユッチ発見。
これで一安心でおわり。

…かと思いきや、そうはいかないようで、ユッチはそのまま警察署に連れて行かれました。

 
この時はどしゃぶり。
おまけに風も強く、お酒を飲んでいたこともあって「タクシーで来てください」と言われ
近くの国道に出てタクシーを拾ったものの、タクシー拾うだけで右手びしょびしょよ。

警察署に着くと、ユッチはしおらしく「ごめんなさい」と。

その後お互い聞き取りがあってかなり時間がかかったと記憶しています。
帰りは警察署の方の車で送っていただきました。
(パトカーではなく普通車です)
もう朝方4時を過ぎていたと思います。

 
酔っぱらって外をウロウロしていた私が悪いです。
子どもを保護する為に複数の警察の方に動いていただいた事も感謝しています。

でも休日にたとえ深夜でなくても子どもを置いて飲みに出るのはネグレクトになるんだそうです。
平日子どもが登校している間ならならないと。

それが自分でどうにもできない幼児ではなく、小学校5年と中学校1年の子どもであっても
18歳以下だとネグレクトに該当するんだとか。

実際実害もないので私に罰則があるわけではないけど
子どもら誘ったけど「行かん」って言われてんもん…と言い訳したくなります。

 
まぁ、深夜に家を空けるのは問答無用でダメだと思います。
これは反省しています。

警察も学校も区役所も児相も子どもに寄り添ってくれる。
話も聞いてくれるし、うちの子たちは発達障害&不登校なのであちこちと繋がっています。
他には児童精神科とも。

でも親は?

何度もしつこいですが、夜に家を空けることが悪いことだとはちゃんと理解しています。
でも親もただの人間であって家族の問題で家にいてられない感情になって
尚更誰に寄り添ってもらえるわけでもなく味方になってくれるわけでもなく
親なら何があってもガマンするのが当然みたいに言われてるようで悲しくなりました。

まぁ、今メンタル不調なので被害妄想もあるかもですが。

 
もちろん幼児ならそんなことしないですよ。
したこともないですし。

コムギは中学校1年生。
ひたすら子ども部屋に籠ってPCばっかり。
自分勝手で好きなように何かを食べて散らかし放題。

ユッチは小学校5年生。
こちらも好き放題何かお菓子を作ったり散らかし放題。

料理も少しは出来るし、普段は晩御飯を作っています。
不調の今はコンビニや惣菜が多いけど、お金を渡してるので食べ物を与えていないわけじゃない。

 
お風呂も一人で入れる。
入れと言っても数週間入らん人も1名いますが。

これでもネグレクトに該当するんですね。
びっくりしました。

警察の方に送っていただいた後は、コムギの体に虐待の痕がないかのチェックもされました。
本気で疑っているというよりは形式的なもののようで、
コムゴが寝てたので「もういいよ~」という形で終わりましたが。

おそらくまた児相に通報が行くだろうし、
前にお酒でいろいろやらかしてるので目は付けられてると思います。

 
虐待死が多くて敏感になっているのはわかりますが、
虐待のごく一部には同情してしまうものがあるのも本音です。
(内縁の夫が云々~は論外ですよ、もちろん)

子育てって大変です。
気持ちだけじゃなくお金も必要。
乳児と幼児の育児なんて睡眠が削られて精神状態もおかしくなることもある。
物理的にやることもたくさんある。

だからといって誰もが誰かに「助けて」って言えるわけじゃないです。
虐待の事件に関しては、助けてくれる人がいなかったケースも多いと思う。
シングルや経済的DV等でヘルプを出せなくていっぱいいっぱいになってしまった親のサポートも必要なんじゃないかと。

子どもを守ることは大事だけど、
何もかも子ども目線で「なぜ虐待に至ったか」はスルーされているような…
親を守ることで守られる子どもたちもたくさんいると思う。

 
また熱くなって話が反れてしまいましたが、
その後ユッチの友達のママさんから謝罪のLINEがきました。

ママさんは何も悪くないです。
逆に大事にしてしまって申し訳ない。
お世話になってありがたいです。

「ユッチは鍵を忘れて入れないから」「親には連絡してる」って言ってたそうですし。
まぁ、実際私には何の連絡も来てなかったので
友達のおうちで過ごしたかったのが本音なんでしょう。

キッチンでチョコを作ってえぐいほど散らかしたまま出かけてたので
「今すぐ帰って片付けろ」って怒った事も帰りたくなかった要因だと思います。

 
わりと好き勝手やって夜遅くまで帰ってこない事もあるユッチなので
これで少しでも懲りてくれたら…と思います。

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