ユッチが最近「おかーさん、かわいいねぇ」と言ってくる事があります。

そんな言い方どこで覚えたんだろう。
一般的には喜ぶところなのかもしれないけど正直ちょっと戸惑います。

私はお世辞にもかわいいと言える顔ではないし
我が子に「おかーさんかわい～？」とノリ良く聞くタイプでもないし
容姿を褒められた経験もないので慣れてないというか。

でも否定するわけにもいかないので
「ありがとう。でもユッチのほうがかわいいで～」
と適当に返してるけど、もし外で言われたら動揺するかも。

傍から見たら子供に言わせてるみたいに思われそうで…

 
というのも、私の母親が「おかーさんキレイ？」と聞いてくる人でした。

 
今思うと母親の若い頃はたしかにキレイだったし
わりと大きくなってから母親の昔の免許の写真を見た時は

「何で私は父親に似たの？！」

と本気で運命を恨んだ事もあります。
他人から母親の容姿を褒められる事も多々あったし。

 
私は中身の成長が遅かったので
人の顔がキレイだとかブサイクだとか考えるようになったのは
たぶん中学2～3年の頃だったと思います。
（「あの顔好き」「あの顔嫌い」という感覚自体は物心がついた頃からあったけど）

そんな人間なので「おかーさんキレイ？」と聞かれても
いまいちピンとこないまま「キレイ」と答えてた記憶があるし、
雰囲気的にそれ以外の答えはないと感じてました。

 
私は思った事をそのまま口にするタイプだったので
（トラブルも数知れず…）
お世辞なんて高度なものを覚えたのも大人になってからの事。

それを思うとユッチは36歳の母より女子力が高いと思います。
いや、女子力というよりコミュ力か…