こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

緊急事態宣言解除後の動物園で…

先週(いや、6日だと先々週になるのか?)の土曜日はひさびさに親子で外出しました。

緊急事態宣言中も外に出る事はあったものの
運動不足解消の為近所に散歩をしに行くのみだったので
目的地があるお出かけ自体が数か月ぶりでした。

 
行き先は動物園。

子どもたちはもう動物園に飽きてて長らく行きたいとは言わなかったけど
コムギが平日に「動物園に行きたい」と言ってたのがきっかけです。

大阪市の小学生は新年度に学校から無料パスポートが配布されるので
それをもらったことによって久しぶりに行ってみたいと思ったのかな。

動物園なら屋外だし、自転車で行けるし、ひさびさに行ってみるか~。
…と行ったのですが、結局後悔で終わりました。

 
とにかくキョウダイでのケンカが多い。

特別イライラしてる様子はなかったし
動物を見て楽しむ姿も普通にあったけど
お互いの行動が気に入らなくていちいちつっかかる感じ。

蒸し暑かったのもあるかもしれないけど
ユッチに至っては私に対する態度も悪くて私までイライラ。

 
コロナの問題があるので動物園の屋内施設はすべて閉鎖され、
ガラスには触らないよう各所に注意書きがされていました。

とはいえ、子どもはすぐ触ってしまうもの。
よその子を見ててもみんなベッタリ触ったりもたれたりしてたし。

なので、ユッチに「ガラス触らんようにしいやー」と普通に優しく言ったのですが
「触ってないやろ!!!」ときつく反論してくるし
他の事も終始こんな反応。

でも特にイライラしてる感じでもなく
手を握ってきて甘えたりも…

一体何?

 
コムギは私に対しての態度は普通だったけど
2人はお互いのやる事なす事が気に入らない感じで
どちらかが言葉を発したり行動をすればいちいち揉めるような状態でした。

その中でコムギのスイッチだったのが「ライオン」。

ユッチがライオンを見たがってて、
時々ライオンという単語を口にしていました。

特にしつこいわけでもうるさいわけでもなかったけど
コムギはこれが気にらなかったようでいちいちキレる。

で、いざライオンの元に辿り着いてユッチが「ライオン~」って言った瞬間
コムギの平手打ちがユッチの目に直撃しました。

直後に泣き叫ぶユッチ…

 
さすがにこれはないわ。
事態に気付いて「コムギ!」と言ったらコムギは走って逃げていきました。

私は親なので冷静に対応すべきなんですが
心からハラが立ってしまい、そのままコムギを放置してユッチと先に進みました。

小さい子にそんな事をしたら虐待になるんだろうけど、もう5年生。
自転車圏内だし、携帯も持ってる。

あまりにも最低な行為にもう知らん!とイライラしかありませんでした。

 
いくらなんでも顔を叩くとか許されんやろ。
しかも目に当たってるし…
理由もしょうもなすぎる。

とは思うけど、ひとつの事に捉われたりこだわりに発展するのが特性でもあるし
ひとたびイヤだと感じたらもう許せないというのはコムギにはよくあること。
基本的にはユッチ相手のみで学校では一切ないけど。

いや、でもだからと言って暴力はあかんし
当たり方によっては失明もありえる。
何より顔に手を出すのは許せません。

 
コムギを置いて帰る気満々でユッチと2人で動物園を出たけど
一人で帰らせて事故にでもあったら…という考えがよぎって行動に移せず
とりあえずユッチにアイスを与えて外でボーッと考えてました。

私としてはコムギのほうから電話をして謝ってきてほしかった。

そしたらそのまま一緒に帰れる。
でもどうしてもこちらから連絡する気にはなれませんでした。

もう冷静にはなってたけど、コムギがひどい事をしたのにこちらが折れるような行動をする気にはなれなかったんですよね。

 
そんな時、コムギからユッチにメールが届きました。
気持ちが落ち着いて自分が悪いという事を認めて謝ってきたのかな?

と思ったら、内容は「死ね」の一言でした。

そして数分後にも同じメールが…

この時点で心配してた気持ちは吹っ飛んでプッチーーーンでした。
もう知らん!
先に帰る!

 
と思ったけど、自転車置き場について少し冷静になると
本当に放って帰っていいのか気になりました。

道はわかるんだろうか…
自転車で20分ぐらいなので微妙な距離。

うちの小学校は子どもだけで校区外に行く事は禁止されているので
そんな距離をコムギ一人で移動したことはありません。

そもそもコムギは自転車に乗る機会が少ないので
田舎育ちの私が小学5年生の時と比べると遥かに経験がない。
通常でも1ヶ月丸々乗らない事もあるくらいなのに
コロナで数ヶ月お出かけをしていないわけだし…

私が子どもの頃は自転車で20分なんて普通だったし
校区の端から端までそれくらいかかってたと思うけど
うちの子たちの校区は自転車で5分走れば端から端まで行ける距離なので
自転車が必要になる事自体が少ない地域です。

何よりコムギは困った時に他人に助けを求める事が出来ない子なので
もし困ってもただ固まって動けないだけになるのが心配。

 
心配な気持ちと許せない気持ちがせめぎ合って悩んだ結果
こちらから「戻っておいで」と言う気にはなれなかったので
「先に帰るから一人で帰っておいで」とメールをしてみました。

本気で置いて帰るつもりではなく
焦って自転車置き場に来るかなぁという期待を持ってのメールです。

そしたらコムギは焦ったのか即「道わからん」と返してきました。

 
待っておくとは言いたくなかったのでそのまま放置したけど
一応待つ事にして自転車置き場で帰る用意をしてるフリをしながら留まりました。

コムギはさすがに困ったんだろう。
数分で自転車置き場に現れました。

まぁ、そこからは説教タイムです。
ユッチに謝るわけでもなくただ不貞腐れてる様子を見てハラ立ちが抑えられませんでした。

小さい子じゃなくもう5年生。
自分が悪い事はもうわかってるし「今どうするべきか」もわかっています。

それが出来ないコムギの心も理解してるけど
今回の事は同調してあげる事じゃないと思って助け舟は出しませんでした。

 
最終的にコムギはユッチに謝ったものの、
それは置いて帰られることを恐れただけで
コムギ本人はユッチに謝る気持ちはないと思います。

悪い事をした、謝罪すべき事であるというのは理解してますが
プライドがユッチに謝る事を許さない、という感じでしょうか。
ほんとに頑固です。

 
長年解決できないこの問題。
いくら妹とはいっても別の人格を持つ別の人間なので決して支配していいわけじゃない。

小学生に言うような事じゃない説明もたくさんしてきました。
主にDV男の例になるかな…
それでも気が立つと変わりません。

これでも普段は優しい時もあるし、ユッチの面倒を見る事も助けてあげることもあります。

でもDV男も優しい時は優しいんですよね。
だから「こんなに良い面もあるのよ!」とはまったく思いません。

良い面があっても最低な事をしてたらそれで終わりやろ。
 

という事で、数ヶ月ぶりのまともなお出かけはこんな感じで終了しました。
正直親子3人でのお出かけは当分したくないです。
リフレッシュのつもりが精神的に疲労しただけ…

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「緊急事態宣言解除後の動物園で…」へのコメント

  1. あああ、わかりまくる。‌
    コロナ自粛で娘のアトピー爆発してて、毎週皮膚科に行くまでの自転車だけでももめるもめる。‌
    性格だけでは理解できへん酷い行動やな娘ちゃんに対して。‌
    死ねとかメール私どつきまわしてまうかもしれん。‌
    解決法はないんやろか。‌
    毎朝の通学のことにリフレッシュの為の外出でこれやし、家での日常でも兄妹もめるやろうし、どないかならんかな。

  2. >マリリン

    ほんとは思いっきり怒鳴りつけてどつきまわしたい気持ち。‌
    ただ、息子は感情的に怒ったり手を出したら逆効果にしかなれへん…‌

    余計悪い方向に向くだけやけど、甘くなったらあかんから感情をあまり出さないように毅然と叱る感じかなぁ。‌
    それでもその場は収められても解決にはならんねんけどね…‌

    これからくる思春期が本気でおそろしい。

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