人生最大のやらかし(5)終
「人生最大のやらかし(4)」の続きです。
退院時のお迎えについての話です。
意識がはっきりしてきた時、旦那に連絡をしました。
でもぜんぜん返事は返ってきませんでした。
「これはもう終わりだな…」と絶望的な気持ちになってる中、
退院も決まってない時に看護師さんから「お迎えに来てくれる人はいますか?」と聞かれ
「いないのでタクで帰ります」と答えながら泣きそうになりました。
その後、旦那から連絡があって退院の時は迎えに行くから時間を教えてくれとLINEで返事がありました。
怒ってるのはわかってたし、ODしたヤツの旦那と思われるのも不憫だと思ったので
一旦お迎えを断ったのですが、それでも「迎えに行く」と言ってくれたのは
「夫婦だからそれぐらいはしないと」という情けなのか、
一度も病院に来てくれなかった罪悪感なのかわかりません。
後日「あの時何で迎えに来てくれたん?」と聞きましたが
「その話はもういい」と言われたので謎のままです。
連絡があった時はまだ時間も未定で、
そもそも朝の診察で退院OKが出なければ帰れない状態だったけど
退院OKが出た時に電話をしたら相当説教をくらいました。
言ってる事は間違ってない。
言われても仕方がない。
それはわかってたけど、怒ってたとしても「大丈夫か?」の一言くらいは欲しかったのが正直な気持ちです。
私が悪いのでもちろん本人にそんな事はいえないし、
自業自得だと言われることもわかってたけど
迎えに来てくれるということに少しどこかで浮かれてたのかもしれません。
電話を切った直後に何かの用事で看護師さんが入って来て
用事のやりとりをしている途中に涙が出てきて止まらなくなり
いきなり泣かれた方も困ると思い「旦那に電話で怒られて…」と一言伝えましたが
かなり恥ずかしかったです。
アホなことをしてしまった時、身内が厳しいのは仕方ないし
部外者だからこそ優しくできるとはわかっているけど
気持ちが弱ってる時に優しくされると余計涙が出ますね…
その後迎えに来てくれたことはうれしかったけど
帰りの車の中は気まずかったです。
帰ってからは説教というか話し合いというか
今までにない深刻なやりとりとなりました。
細かく書くと長くなりすぎるので割愛しますが、
長い話し合いの結果「次にこういうことがあったら即離婚」という
首の皮1枚で繋がってる状態になりました。
お酒の飲み方についても取り決めをしました。
「次にこういうこと」というのはオーバードーズだけではなく
泥酔して他人に迷惑をかけることも含まれます。
私もさすがに凝りました。
泥酔して旦那や他人や知り合いに迷惑をかける恥ずかしさ。
泥酔すると何をやらかすか分からない事。
リストカットをした時も泥酔してる時で、
普通に酔ってる程度じゃ絶対リストカットもオーバードーズもしません。
別に死のうとしてやってるわけではないけど
泥酔してると衝動的にやってしまうことがあるという自分のクセもわかりました。
そしてとてもしんどい思いをしたこと。
アホみたいに薬を飲むとまじでしんどいです。
月曜日に「大丈夫です」と言って退院しましたが、
あの時まだ退院するべきではなかったです。
結局土曜日を含めると回復まで6日間程かかりました。
あと無駄な出費が相当痛かったです…
そういうわけで心を入れ替えて生きていこうと思います。
約束も守ると心に誓いました。
長くなりましたが、この話はこれで終わりです。
みなさんもお酒と薬にはお気をつけて…
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