こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

結局誤診だった

「ユッチ、充血と発疹と発熱」のその後です。

「ヘルペスに似てる気がする」みたいな事を書いてたけど、ほんとにヘルペスでした。

 
熱は翌日日曜日の午後にあっさり下がったけど、
抗生剤の内服薬&点眼薬を使用しても目は悪化する一方でした。

とびひだったら外と中から抗生剤で叩くとすぐ好転するはずなのに
悪化するなんてやっぱりとびひじゃないのでは…?
そもそもとびひは何度も経験があるけど経過がぜんぜん違う気がする。
最初から違和感がありました。

 
どちらにしても休日夜間専門の病院は休日の分しか薬を出してくれないので
月曜日にコムギが喘息でお世話になっている病院を受診しました。

ユッチはもう熱もなく目&目の周りだけの症状だったので眼科に行くべきか迷ったけど
土曜日眼科で適当にあしらわれた事から小児科に行きました。

 
小児科、激混み…

新生児が数人いて泣いててめちゃくちゃかわいかったです。
見てるだけでもかわいいのにあの泣き声。
うううううう、抱っこしたい!!!!

…と心の中で悶えてました。

 
1時間半以上待った診察でこれまでの経緯をすべて話したところ
お医者さんは「ううううん…」となりながら「ヘルペスの可能性もあるかなぁ」と。

ヘルペス?
まじか。
母の勘というのは侮れんもんなのか?

ただ、ヘルペスの典型的な症状ではないようで
「他の先生と相談するので一旦お待ちください」と言われました。

一旦診察室から出て、しばらくして呼ばれると
もう一人小児科医のおじさんがいました。
何度か診察してもらったことがある先生で熟練という雰囲気の先生です。

やはりヘルペスの可能性が高いとの事。
どの薬を使うか等の相談が目の前で繰り広げられ、
もう一度外で待つように言われました。

 
そしてまた呼ばれたのですが、全身状態は良い事と目の症状のみという事で
「眼科に紹介状を書くので今から行けますか?」という事になりました。

この小児科は総合病院ですが、眼科がありません。
なので地域医療が何たら~という話で近くの眼科の開業医の名前が出ましたが
受診したことがあるところなので「知ってますー」という事でそのまま行く事になりました。

その眼科はとても良い先生です。
ママ友から教えてもらって一度行ったのですが、今後眼科はここ一択と思ったほど。

その後また呼ばれて診察室に入り、
紹介状を持って眼科を受診する事、この病院ではとりあえず薬は処方しない事になりました。

ただ、採血や点滴が必要になったら13時から診察をしてるので戻ってきてくださいねーと温かい言葉がありました。

 
いや、ありがたいけどそんな事になりたくない!!

お昼前で時間も時間なので紹介状を書いてもらう間に清算を済ませてほしいと言われ
清算を済ませた後に紹介状をもらう為にまた小児科に戻りました。

そして診察室に呼ばれ、紹介状を受け取ってそのまま眼科へGO!

 
午前診が終わる直前だと思って焦って自転車を走らせたけど
(総合病院→眼科は自転車で2~3分程度)
眼科に行くと待っている患者さんが数人いてそこそこの待ち時間がありました。

ただ、受付で「〇〇病院で紹介状をもらって…」と出したら
すでに連絡がいってたので「あぁ!聞いてます~」と連携されている感じはありました。

 
数十分待ったのちいざ診察。

土曜日の眼科医とは違ってかなり丁寧に眼を診てくれました。
やはりヘルペスだろうとの事。

充血はあるものの黒目には影響がないので視力に障害が出る事はないだろうと言われました。
逆に言うとそんな可能性もあったのか…

紹介状の内容は「ヘルペス角膜炎の疑い」だったので
現時点で眼の機能に影響がない事を知ってホッとしました。

一見とびひに見えるのもわかると言われたけど
「○○先生(総合病院の先生)が否定するならまず違うやろうねー」との事。

繋がってるのか。
その先生の診断を信頼してるような感じでした。

 
そんな流れでユッチの目の炎症と発疹はヘルペスという診断になりました。

ちなみに誤診された日はこんな感じ。

悪化してヘルペスと診断された後の一番ひどい時がこんな感じです。

 
ヘルペスのウイルスは複数種類があるようで、
大まかには水痘ヘルペスと単純ヘルペスに分かれるようです。
どちらにしてもヘルペスは一度感染すると神経のなんたらに潜んでいるようで
免疫力が下がった時とかに悪さをするらしい。

水痘ヘルペスというのは水疱瘡のウイルス。
水疱瘡罹患者が免疫力等の問題により起こす帯状疱疹はこれだそうです。
皇室の方でも有名ですよね。

単純ヘルペスというのはよく聞く口唇ヘルペスを起こすウイルスですが
ほとんどの人が気づかないまま感染してるウイルスだそうです。

なので、単純ヘルペスであるユッチは他者への感染をまったく気にしなくていいわけではないけど
乳幼児以外は基本大丈夫だそう。

ユッチの場合は両側(帯状疱疹であれば片側)なので単純ヘルペスだろうと言われたけど
単純ヘルペスにしてはきつすぎるということで
ここまで悪化するまで診断がつきませんでした。

抵抗力が落ちて口唇ヘルペス等として現れる事はあるけど
目の周りにひどい炎症を起こすようなユッチのケースはレアっぽいです。

 
休日の診療所で支払った17800円は何だったんだ…と思う気持ちはあるけど
ここでとびひだと言われて抗生剤を処方されて効かなかったどころか悪化したことで
診断に繋がったんだと思うことにします。

 
痛みと痒みが交互に襲ってきて苦しんでるユッチは
「ヤブ医者め!」とキレてますが、あの経過がなければ「ヘルペスかも?」という発想にならなかったと思うので
私はムダではなかったと思っています。
…というかそう思わないとやりきれません。

でもやっぱり何しに行ったんだ…という思いは捨てきれない気持ちもあります。

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