今日は夕方に子どもたちを連れて児童精神科を受診してきました。
まずはユッチ編です。

ユッチの受診は2度目ですが、初診の目的はデイを利用するための受給者証を取得するためでした。
その中でついでに相談したおねしょの事。
（おねしょについてのこれまでの経緯は「ユッチ、おねしょ問題」というカテゴリで記事を書いています）

これがキッカケで投薬することになり、薬を飲み始めたのが12月の頭。
もしかしたらマシになるかなぁと少し期待はありましたが、

まったく効果なしでした。

 
12月頭～1月23日の間で漏らさなかった日は3～4日。
おむつをしてるのに布団まで濡れたのは3回。
おねしょの量はバラつきがあるけど50～246g、一番多いのは150g前後です。
（おむつの重さ38gは引いています）

前にも書きましたが、膀胱に溜まり切ってないごく少量でも漏らしてる事があるのがよくわからないし
尿量自体もかなり多い時があるので、原因はひとつではないめんどくさいタイプだと思ってます。

ひとまず薬（ミニリンメトル）の容量を増やすことになりました。
増やしたら効果があったケースもあるそうです。

期待せずに試してみよう。
幸い私もユッチもさほど気にしてなくて「治ったらいいかなぁ」くらいの感覚です。

まぁ、8歳半でまったく気にしてないのも問題だと思います。
同学年の男の子の前でも普通におむつを使ってる話もするしね。

 
病院の先生からは「漏らした時に起きるかどうか」という質問もありましたが、
ユッチは漏らしても起きません。

ただ、オムツではおさまりきれずに布団が濡れた時は大半起きます。
おそらく布団が濡れた瞬間ではなく数時間経って冷たさから「ハッ」と目覚めるんだと思いますが…

ユッチがゴソゴソ（着替えたりタオルでおねしょの場所を覆ったり）してる事に気付いた時は、だいたい朝方の明るくなりそうな時間帯。
布団も冷え冷えになってるのでそれなりに時間が経過してると思われます。

 
ちなみにコムギはわりと物音でよく目を覚ますので
ジャマな場所で寝てる時に押しのけたり話し掛けても返事があります。

一方ユッチは押しのけても蹴っても乱暴に扱っても反応ゼロ。
話し掛けても反応はないので確実に眠りは深いです。
マットレスの上で放り投げても気付かないじゃないかとすら思うほどです。

私のまわりには阪神大震災の時に地震に気付かず寝てたという人が数人いますが（元旦那含む）
ユッチもそういうタイプだろうと思います。
当時住んでた地域は震度4程度だったのに、私なんて揺れる前の地響きで起きたよ。

 
先生が言うには睡眠の深さと夜尿症の関係に関する論文も出てるそうな。
まぁ、難しく考えなくても普通に関係してるとは思います。
いくら尿量が多くても膀胱が小さくても尿意で起きれたら漏らさないもんね…
（もちろん論文はそういう単純な内容ではないと思います）

とりあえず本人が悩んでないので治療を焦る気持ちはありません。
おむつ代が浮けばうれしいと思うのは本音ですが、
睡眠時の排泄のコントロールなんてそう簡単には出来ることではないと思ってます。

薬を飲ませてまで…という気持ちが少しあったのは正直な気持ちですが
副作用があまり出ない安全な薬という事で気軽にトライしてる状況です。

 
一方発達に関する話では…

現時点では投薬は必要ないと言われていて、
私自身もまわりに迷惑が掛かるとか本人が困ってるという事がなければ不要だと考えています。

ただ、発達検査の数値が高いからこそカバーできてる部分もあるそうで
集中力の問題次第では勉強がむずかしくなる3年生以降で学力が落ちる可能性があるとの事。

こんなユッチでも現時点ではそこそこ成績は良いけど
今後は落ちる覚悟をしようと思います。

投薬に関してはユッチ本人が「気が散ってしまう」「集中できない」と悩んだ時がタイミングかなと思ってます。

この先どういう変化があるのかはわからないけど
現時点のユッチを見てるとそんな状況になってもヘラヘラしたまま「ユッちゃんアホになってきた～」とか言いそうですが…

 
こんなやりとりがあった診察室内ですが
ユッチは突如ヘンな体勢で自分が座ってるイスの裏側を見始めました。

潰れたカエルがグネッと首を曲げてる感じで…

体が柔らかいからこそ成せる技だと思いますがパンツが見えそうなほどの体勢。
私は40年生きてきてこんなポーズを取ったことは一度もありません。
まぁ、幼少期から体が固いので再現すら出来ないけど。

イスの裏が気になった事が原因だそうですが、
文字が書かれてたけど漢字が読めなかったと自分の口で説明してました。

なにそれ。
マイペースすぎる。
診察室であんな体勢するやつおらんやろ…

しかも何度も何度も同じ事をしてました。
これには先生も大笑い。
「マイペースやな！おもろいな！」と。

ユッチ本人は「気になったらやめられない」と言ってたけど
その後もイスの上に立っては隣のイスに移ったりと落ち着きのなさとヘンなこだわりを発揮してました。

 

キョウダイ2人のタイプがまったく違うことから
「おかあさん、おもろい子育てしてるな！」と笑いながら言われました。

ついつい人より少し大変な子育てだと被害妄想的な考えに陥りがちだけど
そういう風に笑い飛ばしてくれると気がラクになります。

 
そして極めつけは、
「おかあさんもまぁまぁマイペースやろ？もう自分のペースでやったらいいと思うで」
と言われました。

母親としてはそういうわけにいかない部分もあるのが実際のところですが
考え方としては大事だと思います。

今までは「そういうわけにいかんねん！」「そうしたくてもできへんねん！」と頑なな部分があったけど
区役所での相談員さんとの話からも最近考えを変える事が出来てきてるのでほんとにそう思います。
この心境の変化についてもそのうち記事にしたいと思います。

 
コムギの初診時から4年弱。
母である私にも特性がある事はもう先生には見抜かれてると思います。

先生自身も自分に特性があるような発言をされてますが
何だかんだで私は特性のある人と合うような気がします。

当事者あるあるなんだと思いますが
気が合うとか好みが合うとかではなく、考え方や感性が似てる感じかな。

 
区役所の相談員さんとの話では学校や病院事情の話も聞けます。

相談員さんは多くの保護者と接してきてるので、
相談員さんの見解だけではなく他の方からの意見も知る事が出来るのですが
うちの子たちが通ってる病院はやはり賛否両論があるそうです。
合う人は合う、合わない人はとことん合わないみたいな。

でも私はこの病院の先生が好きです。
もうそこそこいい年ですが、子どもたちが児童精神科を卒業する年（中3）まで元気でいてサポートしてほしいと思ってます。

 
そして現校長に関しては悪評しかありません。
やっぱりな！
育児に関する相談で通ってるわけですが、そんな話が聞けるのも地味に楽しいです。