こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

七五三の後悔

七五三シーズンですね。
うちは2人ともお宮参りもお食い初めも七五三もしてません。

理由は…
特にないと言えばない気がします。

 
私自身行事とは無縁で育ってます。
私の母がそういう事に興味がなかったので
七夕、クリスマス、節分、ひな祭り等、何かした記憶がないんですよね。
(私が覚えてないだけかもしれませんが)

何のための行事かもいまいち知らないまま大人になりました。

七五三は写真が残ってるので何かしたようですが
母はそういう事に興味がないので
おそらく行事にうるさい父方の祖母の影響だろうと思ってます。

そういやうちの子たちに関しても母からお宮参りやお食い初めの事を聞かれたことは一度もないかも…
「やる」と言えば来てくれる人だけど、
「やるの?」とか「やらないの?」という質問は一切なかったな。

 
もし身内に「やりーや」と言われればやってたんだろうけど
何も言われなかった上、特にやろうと思う理由も感じなかったので結局何もせず。

しきたり的な事やこじつけのような願いに意味を感じないので
「これをして何になるの?」と冷めた考えもあるし
気の問題だと言われれば「たしかにな」とは思うものの
お金もかかるし予約や事前準備が必要な事は腰が重くてー…

否定する気もないし、やるに越したことはないと思ってるけど
気がついたら時期が過ぎてるというのがほんとのところです。

 
正直神社にお金を払うのがあほらしいと思ってる部分もあったり。
どんな善人でも悪人でも容赦なく死や病は襲ってくるし
日本特有の行事をこなしたからといって子どもが無事育つわけでもない。
災いは善人にも悪人にも平等にやってくるもんだし。

同じ理由で厄払いもしたことがありません。
気の問題ちゃうの、と。

厄年なんて元々いろいろ起こる可能性が高い年齢だし、
厄払いしたから救われたという明確な例もなければ
厄払いをしてない私も特に大きな災いはないから結局運やん、と。

ただ、何かする事で気の持ちようが変わるのならぜんぜんいいとは思ってます。
精神面が影響する部分があるのは事実なので前向きになれるなら素敵な事だと思うし。

でも私はこんな考え方の人間なので何もせぬまま。

 

という感じで何の行事もやらずにきたのですが
ユッチも大きくなってきて七五三というものを知ってしまってます。

友達の七五三の写真を見る機会があったり、
この時期なら休日の外出時に正装した親子を見かけたり…

で、この前「いいなぁ、ユッチやってもらってない」と言われました。

 
まぁまぁショックでした。
ユッチ目線で考えてなかったな、と。

私は幼少期からかわいいものに興味がなくて
自分の七五三の写真を見ても「妹はかわいいのに私はキモイな」という感想しかなく、
「やってもらってよかった」と思ったことがなかったんです。

こういうお出かけも大嫌いでした。
幼少期の記憶はあまりないけど、不快感は覚えてます。

知らないところに行くのは不快でしかなかったし、
大人になってから母に「外に行くにも毛布(布団だったかも?)を離せへん子やった」と言われたので
特性バリバリの子どもだったんだと思います。

 
でもユッチはかわいい服やイベントが大好き。
着物を着てこういうイベントをやりたかったんだろうな。

写真だけでも…と考えて調べた事はあったけど
一般的な写真スタジオはデータが高い!

私は印刷物はいらんからデータが欲しい人なので
何か納得がいかなくて調べただけで終わってしまってました。

それにポーズでキメた写真より自然な笑顔のほうが好き。
みんな年賀状でよくスタジオで撮影した写真を使ってるけど
特別な衣装を着てバッチリ撮影した写真より
日頃の自然な姿のほうが見たいなぁと思ってしまったりもします。

 
誰の賛同も得られないような考えを述べまくってますが
私の考えと子どもの気持ちはまったく別物。
結局ユッチに悲しい思いをさせてたんだな、と反省してます。

もう七五三という年齢ではないけど、かわいい服を着せてあげて撮影するくらいは実現しようと思います。

 
こんな歪んだ親ですが、ユッチが自分で希望を言えるようになってからはちゃんと動いてるつもりです。
言い訳がましいけど、私の世代では馴染みのないハロウィンパーティもユッチがやりたがるので毎年やっております。

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