入院中の様子
2017年11月11日(土)22:38 0
コムギの体のこと(8歳)
まだ入院の話です。
しつこくてすいません。
「前編」「後編」とタイトルに入れてしまったけど
まとめ切れなかったのでもう少しだけ続きます。
コムギは入院当日の夜に酸素も外れ、晩御飯も完食。
あんなに調子が悪かった割にはなかなかの回復具合。
帰り際も前回書いた通りだったので
1歳4ヶ月の時の入院とは違ってこっちがさみしいくらいあっさりしてました。
1歳の時はホールのエレベーターにまで響き渡る程泣いてたけど
今はこっちを見てくれもしないのかい。
あの頃はかわいかったけど、8歳にもなるとこんなもんか。
と思ってたけど、意外にも翌日の別れ際は泣いてました。
1日目は苦しさから解放された後だった事と
非日常に浮かれてたようだけど、一晩経って冷静になったのかな。
この翌日も一緒にいる時はヘラヘラして調子に乗ってたけど
私が帰る時になると突然黙り込んでへばりついてきて「帰らんといて」とメソメソ。
「こんな事になると思わんかった」
「病院行きたいって言わんかったらよかった」と。
まぁ、おかーさんも正直こうなるとは思わんかったよ。
でもどっちにしても病院には行ってたし、
病院に行ったから今元気なんやで。
「行きたくない」って言われてもあんな状態なら無理矢理にでも連れて行ってるわ。
座る事もできへんかったの覚えてる?
点滴イヤがってたけど、ここから薬を入れたからすぐラクになったんやで。
と話しながらなだめたり。
回復はたしかに早かったけど、
経口&血管からステロイドを入れまくってます。
ステロイド漬けだからこその元気です。
受診せず家にいたらまだ苦しんでたと思う。
子供にとって病院はイヤな場所でしかないと思うけど
病院に行ったおかげで文句を言える程元気になってるんやでー、と。
まぁ、私も病院キライだけど…
この病院に来た当初は古さにびっくりして憂鬱だったけど
これも慣れるとあまり気にならなくなりました。
建物が古くても清潔にしてるので不衛生ではないし。
トイレの入り口が狭い事と段差がある事で
古くて重い点滴スタンドを引きずってのトイレは不便だったけど
看護師さんは丁寧でコムギにも優しく、対応に不満は一切ありませんでした。
そしてただでさえ入院患者が少ない上、連休中は外泊の人が多いらしく
平日になるまで他の患者さんを見かけないほど静かでした。
小児科病棟といえば昼夜問わずあっちゃこっちゃで乳幼児の声が聞こえるものだけど
私とコムギしかいないんじゃないかと思えるほど静か。
個室ではないけど、2人部屋にベッドをひとつ置いてるだけなので個室状態。
気を遣う人もいない。
両隣の部屋も誰もいない。
平日になると他の患者さんも見かけるようになったけど、それでも2人くらいで
DVDプレイヤーも結局独占してました。
乳幼児の声が激しかったらコムギもイライラして癇癪を起してたかもしれないので
結果的オーライです。
とは言え、やっぱり掛かりつけの病院のほうがいいし
電車じゃないと行けないのは不便で大変だけど…
気になってたのは病院でのコムギの振舞いですが、
看護師さんはコムギにヘンに優しくするわけでもなく厳しくするわけでもなく
対等な感じで接してくれてたので良くも悪くも自然体でした。
コムギは相手次第で振舞いが激変します。
上から目線タイプの人だと頑なに心を閉ざして聞く耳を持ちません。
でも逆に赤ちゃんに接するように気を遣うタイプもダメです。
でも掛かりつけの病院でも入院先の病院でも
看護師さんはみんな対等な感じで友達のように接してくれてたので
「あんたの友達か!」と突っ込みたくなる程コムギは自然体でした。
「おなかすいたって言ってくるわ」とまで言う程だったので
さすがにそれは阻止したけど。
小さい頃から自分のテリトリーに慣れない人が入ってくると警戒するタイプだったけど
そういう事もなくウェルカム状態。
なので、採血の時も暴れたりはしなかったそうです。
そこそこ騒いだみたいだけど、「とにかく拒否!」ではなかったのが意外。
(私がいない時の出来事です)
ちなみに入院2日目の日曜日は
ユッチのクラスのママさんにユッチを預かってもらいました。
しかも病院まで車で送ってくれて…
午前中~夕方、夕方~夜に分けて2家族が協力してくれたのですが
子供繋がりの方に自分から甘えたのは実はこれが初めてです。
おかげでコムギに付いててあげれただけじゃなく
ユッチもすごく楽しかったようでほんとにありがたかったです。
連休が潰れた事を残念に思う気持ちはあったけど
仕事への影響や勉強の遅れに関しては最小限に留められたので連休でよかったのかも。
退院日は児童精神科の受診予約も入ってたので
仕事は休んで土曜日に振り替える事にしました。
吸入ステロイドを止めてからの発作だったのでショックはあるけど
日頃孤独なつもりでいたけど実はそうでもないんだな、と思えた部分はうれしかったです。
吸入ステロイドはやっぱり必要だという認識も出来たので
断薬への期待ももう捨て切れました。
小児喘息は思春期頃に落ち着く事が多いので
それまではもう薬を使い続けようという覚悟にも繫がりました。
まぁ、何にしても元気が一番ですね。
断薬は気長に考える事にします。
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