専門医のアドバイス(前編)
2016年10月9日(日)0:27 0
コムギの問題(7歳)
児童精神科の先生との話の続きです。
コムギへの接し方の具体的なアドバイスですが
前にも言われたけど、やはり口うるさく言わないほうがいいみたいです。
以前そう言われたにも関わらず、まったく実践出来てない私もよくないですが
・理不尽な理由で子供に反抗される苛立ち
・叫ばれる事で近隣から何か言われないかという不安
・親として子に求める最低限の当たり前の事すら出来ない
・日常の流れを乱される事によって生じるストレス
これらでいっぱいいっぱいになってしまってた私は
一番ダメな対応を繰り返してました。
それがよくない事も悪循環に陥ってる事も自覚してたけど
感情の部分が追い付かなくてどうしても無理で。
何だかんだでコムギと私は似たもの同士。
私も人にペースを乱される事が極端にダメだったりします。
頭が真っ白になって発狂します。
コントロールできません…
改めて先生から「口うるさく言わんほうがいい」というアドバイスをもらったものの
親としては当たり前の事くらい当たり前にしてほしいという気持ちがどうしてもある。
何もむずかしい事を求めてるわけじゃない。
それに、厳しく言わなければめんどくさい事から逃げる子になるんじゃないだろうか、という懸念もある。
という率直な気持ちを話したら
「じゃあ厳しくしたら出来るのか?と言えばそうじゃない」と言われました。
目からウロコというか、たしかにその通りかも。
これまで散々言い聞かせてきたけど、何ひとつ改善してない現実があります。
てか、コムギ本人はアレコレ言われるまでもなく
ダメな事はダメ、やるべき事があるんだという事は理解してる。
怒られる事もわかってる。
それでもどうしてもやりたくないという気持ちがある。
そして口うるさく言い続けた結果、
余計やる気を失って親子で悪循環に陥るだけでプラスになった事はひとつもない。
たしかに先生の言う通りだ…
頭ではコムギを理解してるつもりだったけど結局理想を押し付けてただけなんだろうなぁ。
「当たり前」は当たり前じゃないんですよね。
でも、そうする事によって効果はあるのか?という疑問もある。
そこで「似たようなタイプで改善したケースはありますか?」と聞いてみたら
はっきりと「あります」という返事が返ってきました。
この後、不登校の子のケースを例に出されたのですが
具体的な内容を聞いたわけではないのにハッとしました。
ドラマやマンガで登校拒否をする子供に無理やり学校に行かせようとするケースを見ると
「私だったら無理矢理行かせないけどな」と批判的な気持ちを持ってました。
「無理に行かせようとすればするほど逆効果なのに」
「学校に通う事がすべてじゃないのに」と。
そして、我が子がもしいつか登校拒否をしたら
ちゃんと子供の声に耳を傾けようと思ってました。
でももしかして同じ類の失敗をしてた?
種類もレベルも違う話ではあるものの
「やって当たり前」「わかって当たり前」「出来て当たり前」を押し付けてたのかも。
親が「当たり前」だと思う事が正しいわけじゃないと思ってたはずなのに
私がコムギに「当たり前の事」として望んできた事は
これと似たような類のケースだったんだろうか。
何にしても感情的になってコムギに正論を押し付ける事は何もプラスにならないと自覚しました。
だからと言って何も注意しないわけじゃないけど
もっと明るく、良い意味で適当に接していこう。
声掛けはするけど感情的にはならない。
追いつめない。
イライラにイライラで対抗しない。
じっくり説明する必要がある時はお互い落ち着いてから。
という感じでしょうか。
あと、嘘をついたときの対応も聞いてみたけど
例えば宿題をしてないのに「した」と言った場合なら
「宿題ちゃんとしいやー、ぐらいでいいよ」と言われました。
嘘をつく事は最低な事だと説明を繰り返したきたのでこれも拍子抜け。
たしかに嘘がダメだという事を理解してる子に同じ説明を繰り返してもな…という気持ちはあった。
でもこれまでは「何度でもじっくり丁寧に説明する」のが正解だと信じてきたし
そう言われる事もそういう意見を持つ人も多かったので
誤魔化すための嘘をついた子に適当に接するという発想はありませんでした。
普段怒る事ばかりで褒めてあげれる場面が少ないという事も話したけど
「ムリに褒めなくていいよ」と言われました。
これは子供のタイプによると思います。
自己肯定感が低い子には必要だと思うけどコムギは良くも悪くも鈍感で切り替えが早い。
褒めれば調子に乗りすぎる性質もある。
「どうせオレなんか…」という様子は今まで一度も見せた事がなく
「うまくいかない」「思い通りにいかない」「やりたくない」という事は瞬時に逆上するけど
一般的に心を傷めてしまうような出来事にはケロッとしてます。
むしろそういう感情を理解できておらず、
「感受性豊かな人間」の正反対に位置する場所にいる感じというか。
褒める事に重点をおいた時期もあったけど
褒められる事(=得意な事、やりたい事)ばかり必死に取り組んで
やりたくない事は更にやらないという結果になった事もあります。
私自身いろいろいっぱいっぱいの生活を送ってるので
どうしても感情的になってしまう事もあります。
ほんとにダメな親だと落ち込む日も多いです。
でもこの事を少し心掛けるようになって変化が見られるようになりました。
続きます。
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