こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

人の容姿について触れること

今回の投稿は、見た目でわかる障害や病気をお持ちの方が読むと不快に思うかもしれません。
予めお断りしておきます。

 
先日テレビを見てると生まれつき体の一部が欠損している方が取り上げられてたのですが
その人を見てコムギが何度も「怖い」と言いました。

ふざけてるわけではなく単純に怖がってる。
「もうビデオ消してほしい」とまで言う。
(録画してた番組でした)

 
こういう事は今回に限らずよくある事ですが
コムギは人の容姿について自分が感じた事を素で口にします。

年長さんの時は斜視のある方(クラスの子の保護者)に「目がヘン」と指を差して言った事もあるし
詳しい内容は書けないけど少し前に私の大事な友達にもひどい事を言いました。

もちろんその都度「そんな事を言われたら相手がどう思うか」を丁寧に説明してきました。

世の中いろんな人がいるし、生まれつきの場合もあれば
事故や病気で後天的にそうなる事もあるし、どれも他人事ではない。

障害や病気があるからといって特別視するのは嫌いなので
いろんな人がいてみんなコムギと同じように普通に生きてるんやでー、みたいなニュアンスで。
細かい事は省略しますが、この2年程ほんとにいろんな角度で説明してきました。

 
でも伝わらない。

 
自分と見た目が異なる人を見て何かしら思ってしまう事自体は自然な事だと思う。
小さな子が思った事を口にしてしまうのも仕方ないと思う。
でもコムギはもうすぐ7歳。

話が出来る年齢で、「ダメな事」は理解できるはずの年齢です。
それでも直らないし、どこでもおかまいなしに言ってしまう。
ふざけて言うのではなく素で言ってしまう。

 
ここでちょっと発想の転換というか、諦めというか、
違う面からアプローチする事にしました。

「他人の気持ち」や「なぜダメか」は今のコムギには理解できない事。
ほんとはそこの部分をわかってほしかったけど
どれだけ説明したところで理解出来る段階に達してない事は確実。

 
なので、そっちの部分ではなく

「とにかく何が何でも人の見た目(外見)の事は言うな!」

と教える事にしました。

 
良い部分も触れないという事になってしまうけど
どちらか判断が出来ないので「とにかく人の見た目に関する事は絶対言わない」で統一です。

この方法が良いのか悪いのかはわからないけど
これを徹底出来れば他人を傷つける事はなくなるはず…

 
ちなみにユッチはこういう事はありません。
体の一部が欠損していても何も言わないし
他人の外見についてどうこう突っ込んだりしません。

仮に無神経な発言があってもマジメな顔で説明すると
「あ、アカン事やったんや」という事は理解してくれます。
(それ以外はふざけまくって手を焼く事も多いけど)

でもコムギはマジメに話をすると
「何かまためんどくさいこと言われてるわー」という態度。
今回の件で言えば「だって怖いもん」で終了。
それ以上言えば上の空になるか拒否して反抗します。

 
当たり前の事を理解してもらえないというのは途方に暮れるし、ほんとにもどかしい…
でも人を傷付けるような人間にはなってほしくないので悩んでしまいます。

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