こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

北海道の男児置き去りに思うこと

7歳の子を「しつけとして置き去りにした」という北海道のニュースですが
無事見つかったようでほんとによかったです。

親が嘘をついてたからか、一向に見つからなかったからか、
言いたい放題いろいろな憶測が飛び交ってましたね…

6日も見つからなければもう絶望的だと思ってたので
見つかったというニュースを見た時は涙が出そうでした。

 
この男の子はどういう子だったんだろう。
親子関係はどうだったんだろう。

報道されてる内容しか知らないけど
7歳で人や車に小石を投げてたという事が本当なら
何かしら問題を抱えている子なのかな…という印象を受けました。

低学年男子なので「やってしまった」という事はあるにしても
普通は注意されたらそこで止めて終わるはず。

でもそうじゃないなら日頃から育児に手を焼いてきたのでは…
口で言って聞くタイプなら、通常の親はそんな行動には出ないと思う。

 
「山」「置き去り」という単語だけを並べれば
ものすごく酷い事で虐待だとか親失格だという印象になるけど、
「すぐ戻るからちょっと離れても心配ないと思った」とか
「ちょっと罰を与えようとした」と言い換えれば
さほどめずらしい事でもない気がするし、
何より私もやってしまうかもしれないと思いました。

まぁ、場所は悪かったと思います。
大阪人なので北海道の事情はわかりませんが
子供から離れるにしても目は離したらいかんな、と。

 
一筋縄ではいかない子の対応に困って
私もついついコムギに罰則を与えるようなやり方をしてしまう事があります。

罰則を与える事が得策じゃない事はわかってるけど
何を言っても改善しない子供の行動に悩みとイライラが募ると
正常な判断が出来なくなって感情で動いてしまったりする事もあるし
そうでもしないとどうにもならない状況の時も実際あります。

口で言っても何も変わらないので
子供にとっての「極限」を与えないと何ひとつ響かない。

それは「置いて行く」「おやつをあげない」等、状況によって違うけど
本質は全部同じだと思います。

これをする事によって子供にとってプラスになる事があるかと言えばまったくありません。
むしろマイナスだと思う。
なので、これを「しつけ」だとは思いません。

でもその場をやり切るには効果があったりするのです…

 
北海道の子の親を庇うつもりはないけど
これに似た行動を取る親って意外と多いと思う。

でも出てくる意見は厳しいものばかりで
批判を見ると自分が責められてるような気にもなりました。

良くない事だとは思っても育児書通りにいかない子だっている。
そんな子と毎日毎日接していくと心も疲弊します。

通常の育児をしてる人に「こうやれば大丈夫だよ」と言われても
それがまったく通用しないわけなので。

公的な支援が得られるほどの何かを持っていれば違うかもしれないけど
問題があっても目を向けてもらえない程度なら
基本的には家庭内で解決するしかない。

まぁ、だからと言って「悪気がなかった」で済ませられないけど
こんな行動に出てしまっても決して子供が憎いわけでも消えてほしいわけでもなく
心底愛してて自分の命より大事に思ってる人がいるのも事実です。

 
庇うつもりはないと言いつつ庇ってる上、
ほとんど「自分の親としての不甲斐なさ」の弁解ですね。

あと、北海道の親子に対する意見はあくまでも報道内容が正しければの話です。

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ にほんブログ村 子育てブログへ

コメントをする

3 × 3 =

ページの上に戻る