6歳にして初、インフルで熱性痙攣
2016年2月23日(火)22:45 2
コムギの体のこと(6歳)
インフル中のコムギが6歳にして初めて熱性痙攣を起こしました。
今日は家で仕事をしてたので私はPCがある寝室にこもり、コムギはリビングに隔離状態。
ちょこちょこ様子は見てたけどほとんど寝てたので放置気味でした。
熱は高かったけど、ぐずる事もなくぐったりする程でもなかったので
「寝れるのは良いことだ~」と思ってたし
ウイルスをもらいたくなかったので極力離れていようと。
そしてお昼。
12時から食事の為に1時間休憩を取る予定だったので
リビングに行ったらコムギがヘンな体勢のうつぶせで寝てました。
声を掛けたけど返事がない。
この5分くらい前にごはんを食べれるか確認した時は
「食べられへん」としっかり返事をしてたのにわずか数分で爆睡する?
しかも体勢が不自然だったので何かヘンだと思いながら近付いたら手足が痙攣してました。
慌てて抱きかかえて顔を見たら唇は紫色、
黒目は上に行っててほとんど白目状態、
口元からは大量のヨダレが出ていて呼びかけには反応なく意識がありませんでした。
もう瞬時にパニック。
チアノーゼが出てたので最初は吐いたものが詰まって窒息したんだと思ったけど
口から出てるのは透明なヨダレだけで嘔吐ではなさそうだし、息はちゃんとしてる。
心臓も動いてる。
(吐くような音も聞こえなかった)
じゃあ何?
白目に痙攣…
これは脳?!
風邪だったらそこまで考えなかったかもしれないけど
インフルなので脳がやられたんだという発想になり、
「この子を失ってしまう!」
「生きてても後遺症なんかでもう笑顔は見れないかもしれない」
「お願い生きて!」
「何で高熱の子を放置して違う部屋で過ごしたの!」
と、一瞬でいろいろな考えや後悔が頭の中をぐるぐるまわりました。
それと並行してコムギの体をさすり、
「コムギ!わかる?返事して!」と何度も言ったけど痙攣したまま反応がなく
こりゃアカンと救急車を要請しました。
コムギはその後2~3分くらいで唇の色も黒目も戻ってきて
序所に呼びかけにも反応するようになったけど
声を出すだけで言葉を発したり返事をする事は出来ないまま。
この辺りで私は少し冷静になってきました。
とりあえず呼吸が止まるとか心臓が止まるとかの緊急性はなさそう。
ていうか、これってもしかしていわゆる熱性痙攣?!
この段階で救急隊が到着。
救急車の中でコムギがワーワー泣き始めたので緊急性がない事を確信して脱力してました。
怖かった、ほんとに。
思い出しただけで涙が出そうになるほど痙攣の様子というのは恐怖でした。
救急隊の人が「ママおるよ」って言ったせいか
「ママーママーママー」と激しく泣き叫ぶコムギ。
でもうちは普段ママではなく「おかあさん」です。
甘えて泣いてる状況ではないので明らかに錯乱してる感じでした。
この時はもう「あぁ、これってただの熱性痙攣だ」と冷静になってたので
救急車を呼んでしまった事も後悔…
熱性痙攣の場合、数分程度の痙攣なら慌てて受診しなくていい事も知ってたのに。
救急車を呼ぶ必要がない事も知ってたのに。
命に関わらない事も緊急性がない事も知ってたのに。
痙攣の時間を測って様子を見るという予備知識もあったのに。
というのも、だんなさんが幼い頃何度も熱性痙攣を起こしてたので
コムギにも出るかもしれないと思って乳児期は対処法を頭に置いてました。
いざとなったら慌てず対処出来るように、と。
(遺伝する事が多いらしいので)
でも結局6歳4ヶ月の今まで症状は出る事もなく、すっかり存在すら忘れた頃の痙攣…
熱性痙攣が出やすいのは乳児期で小学校に上がる頃には出なくなる事が多いみたいなので
まさか6歳で初めて熱性痙攣を起こすなんて考えもしなかった。
だってあと1ヶ月ちょっとで小学生だし!
しかもインフルだったので「インフルエンザ脳症」という単語しか出てこなくて
パニクって焦って大いに迷惑を掛けてしまいました。
でもそれほど我が子の痙攣の様子というのは衝撃が大きかったです。
もしそういう事があったらしっかり時間を測って冷静に…と思ってたけど
いざ経験してみたら「初めて痙攣を目にして冷静でおれる人なんておるんやろうか」
と思ってしまったほど見た目がハデで恐ろしい。
文字だけの知識ではなく、痙攣中はどんな様子なのか動画を探して見ておけばよかったと今は思います。
お医者さんに診てもらった結果は、幻覚を見たり異常行動がない事と
病院に着いてからは受け答えも出来てたので普通の熱性痙攣だろうという診断でした。
やはりこの年齢で初めて出るのはめずらしいみたいだったけど。
一応採血をして結果待ちの間に点滴をしたけど
(おそらくただの水分。針刺しついで?何かあった時のルート確保?)
検査結果に問題はなく、1時間様子を見たけど痙攣もなかったので帰宅OKとなりました。
帰宅後にまた痙攣があるようなら入院という事だったけど
お昼以降痙攣もなく、夕方には熱も少し下がって食事も少し摂れるまでに回復してるので
単純な熱性痙攣だったようでホッとしました。
で、帰りの話。
安心したのはいいものの、慌ててたのでコムギの靴を持ってきてなくて
「どうやって帰ろう?!」と一瞬悩みました。
年長児にしては軽い18キロだけど、長時間抱っこするにはさすがに重い。
しかも大した問題はなかったとはいえ、コムギは一目見てわかるほどしんどそうな状態。
不自然な二重に真っ赤な顔でいかにも「高熱が出てる子供」な見た目です。
服もパジャマにダウンを羽織っただけで裸足だし
「あのおかあさん、どんだけ慌てて出てきたの?」
「着のみ着ままで避難でもしてきたの?」みたいな。
で、どうやって帰る?
ってタクシーしかないですよね。
こんな状態で電車に乗ったらバイオテロ以外の何ものでもないし。
という事で、料金にビビりつつもタクシーに乗車。
5000円くらい覚悟してたけど意外にも安くて1300円ちょっとで帰れてホッ。
ちなみにタクシーの運転手さんには「この子インフルですけど乗ってもいいですか?」と一応確認を取りました。
わずか数時間の出来事ですが、精神的にはぐったり。
ほんとに疲れた1日でした。
家に帰ってきてから「いつ救急車に乗ったん?」とコムギから聞かれ
いろいろ聞いてみたら記憶に残ってるのは病院に着いた直後のようでした。
痙攣が治まって泣いてた時の記憶は一切残ってないようなので
しっかり受け答えが出来るようになるまでは正常じゃなかったっぽいです。
コムギは扱いにくい面があって毎日イライラさせられてるけど
とにかく元気に生きててほしい、健康であってほしいと心から願った1日でした。
こうして改めて読ませてもらったら、あたしも涙が止まらんわ。
ほんま、怖かったやろうに。
今のところ、少しずつ回復に向かってそうで良かった。
痙攣って起こる前に前兆みたいな乗ってあるんかなぁ?
5分前に受け答えしてたのに、そんないきなりそんな事になったら絶対パニックやわ…。
救急車を呼んだ事を後悔って書いてるけど、あたしも呼んでまいそう…。
でも、病院に行って採血してもろて、
点滴してもらったら熱も多少下がった?し、良かった良かった。
我が子をなくすかもしれないって感情。
ほんと、恐ろしい。
あたし、娘がスヤスヤ寝てても生きてるか何度も起こしてしまう毎日^^;
夜中も起きて息してるか確認してしまうわ。
娘には申し訳ないけど(^◇^;)
いやーでもほんと。
コムギ君が無事で良かった。
>彩音
今はもう普通で熱も下がったけど、この時はほんとに怖かった。
痙攣の様子ってテレビの再現映像なんかで出てくるような生易しいもんじゃないねんな…
前兆ってあるもんなんかなぁ?
目を離してたのもあるけど、5分前までは特に変わった様子はなかったから
まさかこんなふうになるとは思わんかったし、さっぱりわからん(-“-;)
私も子供らが赤ちゃんの頃は「息してるかな?」って寝てるところをつついたりしてたでー。
でも大きくなってそんな不安感もこの数年感じる事がなかったから
ひさしぶりにその気持ちが復活してる(^▽^;)